新婚旅行はマレーシア


新婚旅行・・・・一生に一度の正々堂々と言えるピンクな旅行。そんなピンク旅行に選んだのはマレーシアのティオマン島。ジャングルとさんご礁の島である。島中も、道路らしいものは空港からのリゾートホテルへの一本道のみ。その他の村へは船か歩き。屋久島で暮らす私たちに、周囲の人たちは「なんでまた、もっと凄い所に行くの。」とよく理解できない様子。でも、とうの二人が即決で気に入ってしまったのであった。こんな所はとても気が合うのである。さて、ティオマン島とは映画「南太平洋」の舞台となった島である。ビーチには大きなヤシの木が並び、静かで美しい海には人がポツリ・・・ポツリ。のんびりと二人の時間を過ごすには最適である。町に出て遊ぶところも無いので、ほとんどがホテル内で皆過ごすのである。しかしまー日本人がいないのである。顔が日本人の様なのはたいていシンガポール人。シンガポールから飛行機で1時間ほどの所なので週末にはシンガポール人がやけに増える。ところでマレーシアという国は、中国系、マレー系、イスラム系の民族により成り立つ国なので、やけに中華料理がおいしい。癖と辛みのあるマレー料理があきても、おいしい中華料理がとっても安く食べられる。ホテルで食べても、日本の中華料理価格。

朝食

ルジャ・ティオマン リゾートホテルの朝食バイキング。ダンナは食欲が朝から凄いですね。(おうちじゃあんまり食べないのに・・・・・)。お皿の中には、とっても辛いミーゴレン(やきそば)がてんこもり。流石にこれは残しました。しかしマレーシアではほとんどのホテルで、中華、マレー、西洋料理の用意がしてあった。やはり中華は予想のつく味がして、ホッとさせてくれたのは言うまでも無い。朝からお腹いっぱい。ゴチです。実はこの時、ダンナは裸(上半身)で食事に行きウエイターに取り押さえられ、部屋までタンクトップを取りに行ったのでした。

この花は何の花でしょう?

これは、SEAハイビスカスです。とても大きな木でたくさんの葉をつけ、この可愛らしい黄色ハイビスカスは、全て下向きに咲いています。砂浜の浜辺に咲いていて、とっても涼しい木陰を作っています。とても葉の密度が濃く、まるで「日立のこの木なんの木」みたいな形をしていました。日本で見たことが無いんですが。海辺にあったら綺麗だろうなー。ほしい・・・・・。

珊瑚の島

こんなに綺麗な珊瑚砂と海は始めてだ。いわゆるグラビアの海ですね。魚も沢山、トカゲも沢山(SEAドラゴン)、ちなみにトカゲは2mでした。ダンナはトカゲを捕まえようとして、尾で叩かれそうになりました。それはそれはドラゴンらしい尾のふりっぷりに、しっかりとびびったダンナは捕まえるのをあきらめました。さすがドラゴン!!そして、この写真に写っている赤い花はハイビスカスではなくて、上で紹介したシーハイビスカスが枯れ落ちたものです。枯れても綺麗なんてうらやましいな。

ジャングルトレッキング

映画「南太平洋」のワンシーンである滝を見に行く、ジャングルトレッキングツアーに参加した。朝八時に牧場のマンゴーの木のところで待ち合わせ。ここのマンゴーの木はとても大きく、3階建てぐらいの高さであった。そしてあたりは、甘ーい香りと馬小屋の香りとが絶妙に混ざり合っていた。さてこのツアー、ガイドも客も多種多様であるうえなかなか人間ウオッチングが楽しかった。自分で「仲本工事」といいきる、仲本そっくりガイド。シンガポール人の2家族と2カップル。この家族はたった3時間コースなのに、ジャングルの途中で子供の着替え(パンツも)させていた。しかもアイスを持参して食べさせていた。と言うことは、わざわざクーラーバックを忍ばせていたのね。おーい、そんな過保護だから子供たちデブなんだぞ。そしてカップルたちは17歳だった。やるわね!!シンガポールでは高校生カップルで海外旅行よ。そして革靴の夫と革サンダルの妻というドイツ人。えーとここは確かジャングルなのでは・・・・。そして最後に集合場所に遅れてきた西洋人男性。彼はなんとビキニ海パンに、靴下+運動靴そしてリュック。ワーオ・・・皆いっきに彼にクギズケ。だって確かに滝には行くけどそれまではトレッキングなのよ、それに滝はほんとに小さく健康ランドのうたせ湯なみだったが、道のりはカメレオンにお猿さんも見れ、岩壁を木根をつたって垂直に登ったりするなかなかのジャングルであった。そんなところだから蚊がすごかった、みんな沢山くわれていた。しかし、その水着の彼は体中を体毛によりガ−ドしていたのでセーフ。イヤー彼は髪はデカプリオ様なのに・・・体はだるまのようね。そうそうジャングルは屋久島と西表島を混ぜた感じでした。

ティオマン島カンポン・テケッ

小さな島で一本道なので、自転車で移動していました。そんな中、こんな面白い光景に会えたのです。これは、とあるお家の庭先の光景です。きっと家族が多いんでしょう。沢山のTシャツが木にまで干してあります。良い天気ですもんねー。んっ。よく見ると、変わった干し方をしています。そうです、何かのフルーツにかぶせてあるようです。フルーツもかなり大きく、Tシャツがよく似合います。なるほど大切にしているんですね。よく見ると、いろんなお家の庭先でこんな光景が見られました。木がお洋服着てるのか、物干し台になっているのか・・・・・・と言った感じでした。ちなみに、フルーツの正体はドリアンかな?


クアラルンプール

クアラルンプールは雨。ずっと降り続いているらしい。ティオマンは気持ちが良いぐらい天気だったのに残念。雨でもなんだか埃っぽくて、空気が悪い。そして、車が多い。なんと、歩行者よりも車が優先だ、歩いていると、車にもバイクにも引かれそうになる。ダンナは、こんなところには住むことはできないと思った。とりあえず、市内観光をする。訳の解らないままに独立記念の銅像や世界一高い国旗を上げるポール、世界一の何かを見た。なんでも高さが世界一で無ければだめなのか、クアラルンプール人は自慢げである。イスラム教徒がおおぜい集まり祈りをささげるホールのような場所を見るとインド人系の人達がうじゃうじゃといる。ホールの中のトイレに入るとそこでは靴を脱いで入らないといけないらしいので、脱いで入った。ところが、用を足して下駄箱を見ると靴が無いのです。そう、盗まれたのです。ダンナの靴は、きっと彼らの晩飯に変わったに違い有りません。


ダンナは悲しげに、鼻緒の切れたセッタを履きクアラルンプールの町並みを歩いていた。とても悔しいので、クアラルンプール警察に届を出しに行ってみると警察官が卓球をしている、なんてのどかなんだろう。警官は、ダンナのセッタを見るなり大笑いしていたが、親切に対応して頂きました。この写真は、靴を盗まれる前に撮ったものです。

そんなわけで、色々なハプニングがありましたが無事に帰国できました。

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