熱川編


家族が一人増えて久しぶりに旅行ができました。うーちゃんは初めて見るものばかりで、いつもキョロキョロして疲れては寝て、時にはビックリして大泣きしたり、独身、夫婦だけでの旅行とは違った温かな旅行になっていました。



熱川温泉ホテルに宿泊。熱川は温泉しかない。ホテルの人も土産屋もそんな事を言っていた。ホテルからは無料の送迎があって、提携の温泉に送ってくれるサービスがあった。歩いてもけっこう近いけどありがたい。その他、波打ち際には無料の温泉があり、気持ちの良い露天風呂でした。

温泉街は散歩すると楽しい。少し歩けば町の全貌が明らかになっていくのが面白い。妖しいストリップ劇場・・・・・・おじさん達は酔っ払って押し寄せるんだろうか?このラーメン屋は絶対に不味そうだな―。そんな事を考えながら海を目指すと正面には伊豆大島が綺麗に見えた。良い波が押し寄せ、ローカルサーファーが楽しんでいる光景は羨ましかった。町の至る所で、温泉を汲み上げるポンプがガッタンガッタンと蒸気を上げている。側にいると怖いけど、温泉の臭いも広がり暖かく感じる。実際気候も暖かく、屋久島で見るようなヤシやパッションフルーツも生えていた。

温泉ホテルは食事がすごかった、イセエビもあわびもお魚もこれでもかというくらい食べた。刺身は特大の舟盛、マグロ、ヒラメ、イカ、ブリ、サザエ、ボタンエビ?など盛だくさん。カニも皆で幸せな顔して食べていると、隣でダンナはカニの身を取る棒を使いこなせず手に刺して血を流し、しみる〜と言っていた。貧乏くさいダンナはイセエビの足の身を器用に取りだし美味そうに食べていました。イセエビはボイルしたものもあって刺身と合わせると丸一匹、幸せだ―。

屋久島という観光地に居ながらこういう食事とは無縁だったため、とってもうれしかった。これがあわびの踊り食いだ!!苦しむあわび。そんなあわびを見ながら皆、大はしゃぎ。てんぷらや一人すき焼き、沢山ありすぎて忘れてしまった品もある。とにかく美味かったのです。ご飯を食べた後はまた温泉に入り、寝る前に温泉に入り、朝起きたら温泉に入り温泉三昧。朝食はあまり期待していなかったのに、朝から豪勢な朝食。刺身にエボダイ干物、温泉卵にイセエビ味噌汁、もう言うこと無し。最高の贅沢をしました。朝食の後はまた温泉に入り汗を流しました。

バナナワニ園の名前のとおりワニがいた、狭い所に沢山のワニが居た。大きいのは怖かった、だって柵より大きいんだもん。ダンナは前日にうーちゃんが落ちてだんなが助けようと飛び込みワニに食べられる夢を見たらしい。だからびくびくしながら回ってきた。熱川は温泉街であり気温もかなり高く、その辺の植物も南国系が生えている。そしてワニもその温泉の恩恵をうけて暮らしていられるらしい。ワニの飼育種類世界一らしく、アルビノワニ(金色ワニ)もいて感動。大昔は日本にも物凄くデカイワニがいたらしいと言う骨格標本が展示してあった。アマゾンの怪魚ピラルクーも水飛沫を上げ泳いでいた。

バナナワニ園はなんとレッサーパンダもわんさかいた。いろんなところにいた。広い公園が幾つもあり、自由に動き回り、本当のパンダ以上の待遇の良さ。木に登る姿はコアラのようでもあり、寝てる姿はアライグマのようでもあり何がパンダか解らなかった。ただはじめてみるレッサーパンダは予想以上にかわいい生き物でした。小さなパーツが寄り集まった丸顔は…ああうーちゃん(愛娘)に似てる。よく見るとレッサーパンダ以外これといったものはいないが、充分バナナワニ園のアイドル独占と言った感じでした。でもこのなかにはマナティーもいたんだよ、でもチョ―脇役でかわいそうでした。本当はかなり珍しくてアイドルだけど、バスクリンみたいな緑の水の中で申し訳なさそうにしていた。

熱川バナナワニ園はとっても大きな植物園があり、名前に載ってないのか不思議なくらい立派な植物園でした。あまりの広さに思わずはぐれてしまった嫁さん。そんな中、皆は仲良く蘭に囲まれ記念写真。信じられないくらい沢山の熱帯植物にはダンナも腰をぬかした。沢山の温室を巡り歩いていると汗が吹き出てくる。そして温室の中にはソフトクリーム屋がポツンと営業していて、バナナソフトなる物が売られていました。もちろん皆で食べました。お味はGOODで辺りを見渡すとほとんどの人が食べていた。暑いから皆買うので商売上手である。

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