沖縄編


石垣島



この沖縄旅行は、お互い友人として最初で最後の旅となり、二人にとって結婚を強く意識する思いで深い旅行となりました。現ダンナは屋久島空港から、現嫁さんは羽田空港をそれぞれ沖縄那覇空港を目指して出発した。那覇空港で、久しぶりの再会を果たし、八重山諸島の玄関口、石垣島へ向かった。石垣空港では、現嫁さんの友人である前嶽西くんが出迎えてくれた。彼は実家のモズク漁を継いだ海人(うみんちゅう)で、気さくで力強い印象を受けた。翌日、離島桟橋から渡船に乗り込み、いざ西表島へと船出。気分は映画タイタニック。港内は凪いでいるのに、沖に出ると大荒れでタイタニック気分はどこかへ行ってしまった。

西表島

由布島


西表島に着いた。現ダンナは何度か西表島をおとづれているので、懐かしい。残念なことに、西表には2泊しかしない予定なのでほとんど観光になってしまう。西表島から水牛車に揺られて由布島へ渡る。水牛車の気持ちの良いこと眠たくなります。水牛を操りながら、おばぁが三線を弾いて島唄を口ずさむのです。最高の贅沢です。由布島は遠浅なので徒歩でも渡れますが、水牛車に乗るのを薦めます。車で周遊道路の南終点、南風見田(はいみだ)の浜に行ってみると、真っ白な浜とリーフで囲まれた人っ子一人いないプライベートビーチ。ビーチで貝や珊瑚を拾いぼーっとする。幸せな時間。昔おとづれた頃は、ジュゴンの餌でもあるアマモと言う海草が浅瀬に沢山生えていたのに、今はほとんど見られなくなり随分と変わってしまった。

ピナイサーラ


ピナイサーラとは、長く白い髭のような滝と言う意味を持つ滝。徒歩でもカヌーでも行くことができるが、あえて遊覧船で行ってみる。行きは船、帰りはトレッキングでと考えたのです。遊覧船でも、ネイチャーウォッチングが楽しめる。干潟にはトントンミー(トビハゼ)、イニキテ(シオマネキ)、キバウミニナなどが歓迎してくれた。船を降りたらトレッキング。屋久島とは違ったエネルギーを持った原生林、キノボリトカゲや原色の昆虫達が何しに来たんだよと自己主張している。素敵だ。ピナイサーラに到着すると滝壷がひらけている。高さ80メートルもあるのだけど、ダイナミックと言うよりも雅な感じです。滝壷で泳いでぼーっとする。帰りはヤエヤマヒルギのマングローブをどろどろになりながら歩くと海が見えた。満潮が近づいているので腰まで水に浸かり体の泥を洗い流した。

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