種子島編



嫁さんの用事を済ませるために、種子島へ行くこととなる。ちょっとした夏休みである。嫁さんはジェットフォイルトッピーは初めてで、どうやって走るの?と聞くがジェットフォイルで走ると適当に答えて眠りに入る。しかし、冷房のきき過ぎで起きてしまった。冷房に体がなれていないので、凍えそうになりながら種子島西之表港に到着。あれ!頼んでおいたレンタカーが港に来ていない。おかしい不安がよぎった。電話で確認してみると、忘れていたそうです。やっぱり島だねと、嫁さんと納得してドライブにGO!!。種子島は細長い島で、道路が入り組んでいるのです。細川家の通称スーパーナビと自負する嫁さんを乗せて中種子町へと向かう。


ところがドッコイ、迷うは迷う。一気にスーパーナビからヘボナビに格下げです。どんどんと、農道へと吸い込まれて行き直感だけで車を走らせているとガードレールに稲穂が干してあるのです。知らない人も多いでしょうが、種子島では日本一早いコシヒカリが食べられるのです。5月位に苗を植えて7月の中旬から下旬に稲刈りをしてしまうのです。種子島も台風銀座なので台風前に刈り取ってしまうと言うわけ。その他にも、赤米と言う太古の米も作っていて4月にお祭りもある。風景は、沖縄のようでサトウキビ畑が延々と続いている。道を間違えたおかげで、心がなごむ。ありがとう嫁さん。


種子島と言えば種子島宇宙センターが有名です。どんな場所にあるのかと思えば、物凄い広大な土地にロケット製造所、ロケット打ち上げ台など色々な施設が転々とあるのです。さらに、プライベートビーチと呼んでもいいような海水浴場があるのです。ロケットの打ち上げが近づいてくると、警戒区域なる恐ろしい場所ができる。半径3km以内及び宇宙開発センター敷地内は立ち入り禁止となる。アメリカはNASA。日本はNASDAと呼ぶ、違いはよく解らんが何か凄い事をしていそうな感じです。それはそうと、宇宙飛行士と言えば一昔前は男の子達の憧れの職業。宇宙飛行士気分になれる宇宙開発センターを紹介しましょう。始めに訪れたのは、打ち上げ体験館そこではロケット打ち上げシュミレーションを自分の腕でできるのです。早速嫁さんと共にチャレンジ。一回目の結果はボロボロ。夫婦の再確認するため再チャレンジ、次は何と100点満点、特に打ち上げの姿勢が良かったとの評価をいただいた。夢中になっているダンナを嫁さんは子供ねぇといった目で見ていた。


今度は本館の方に行って見た。本館の横にはロケットが立っている。おそらく、本物であろう。国の施設なので無料で見学できるのがうれしい。遠い宇宙が身近になってきたと、しみじみと思い嫁さんの顔をじっと見つめた。別に意味はない。おっ!!。またシュミレーションゲームを発見、これはロケットを設計して打ち上げて宇宙ステーションなどに輸送するもので実践的。んー燃えてきた。嫁さんは、相手にしてくれない。しかし、二人で宇宙の実験映像やクイズを楽しみ大満足。嫁さんも、どうやらNASDAにハマッタようです。NASDAグッズを購入したいと言うので売店を覗いて見ると、有るは有るはお宝グッズ。宇宙食しかも、スキヤキとか・・・。あとは宇宙でも水中でも書ける宇宙ボールペン。もちろん、買いました。あとは、打ち上げが楽しみです。



打ち上げ結果

打ち上げ予定日 平成11年9月10日(金曜日) 打ち上げ延期
打ち上げ予定日 平成11年9月17日(金曜日) 打ち上げ延期
打ち上げ予定日 平成11年11月15日(月曜日)
PM 4:29 打ち上げ失敗 

エンジン停止、起動に乗らず落下の可能性のために7分41秒後に爆破。宇宙開発初めての爆破。損害は総額343億円。延期だけで10億円だそうです。

がんばれ種子島宇宙センター       




運命のその日、ダンナと嫁さんもロケット打ち上げを見るため山のみかん畑に行きました。その日は、あいにく雲がかかり屋久島から種子島は見えませんでした。しかし、南種子付近の雲が赤く染まったのを確認しました。残念な結果になりました。皮肉なことに、打ち上げしたばらく後に種子島、屋久島にスコールが降りました。

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